
40代の働く女性ほど、「まだ大丈夫」「私はちゃんとしている」と言いがちです。
キャリアもあり、経験もある。
仕事の段取りも、人の扱いも、20代30代の頃よりずっと上手い。
だからこそ、多少の疲れや違和感があっても、「これくらいで弱音を吐くのは違う」と飲み込んでしまう。
でも最近、同じ時間働いているのに、なぜか手応えが違う。
集中の“切れ方”が、前と変わってきた。
そんな感覚を抱えていませんか。
それは意欲が落ちたのでも、能力が下がったのでもありません。
単純に、体の“運転モード”が切り替わり始めているだけなのです。
「頑張れない」のではなく「同じやり方が合わなくなっている」
40代になると、仕事のスキルや判断力はむしろ成熟していきます。
それでも、
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夕方になると一気に集中が落ちる
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頭は回っているのに、体がついてこない
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以前なら気にならなかったことが、なぜか負担に感じる
そんな変化を実感する人が増えてきます。
午前中は順調なのに、午後になると急に重く感じる。
会議やメールのやりとりも、内容は同じなのに、以前より消耗する。
集中力が一日中フラットに続くのではなく、波のように上下する――。
こうした感覚を抱く40代女性は、決して少なくありません。
これを「自分の努力不足」と受け止めてしまうと、
無理に以前と同じペースを保とうとして、さらに負荷を重ねてしまいます。
大切なのは、
「頑張れなくなった」のではなく、
「頑張り方を更新する時期に来ている」と理解すること。
40代はフェーズが切り替わるタイミング
40代は、ホルモンの分泌量やリズムがゆるやかに変化していく時期です。
これは「更年期」という言葉で一括りにされがちですが、実際には、体が次のライフステージに向けてバランスを組み替えているプロセスでもあります。
この移行期に起こりやすいのが、“質の変化”。
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回復に時間がかかる
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刺激に対して過敏になる
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体の内側のコンディションが揺れやすくなる
寝ても疲れが残る感覚が続いたり、音や光・気温の変化に敏感になったり...
生理周期にともなう体調の波が以前より大きく、読みにくくなることもあります。
40代は、20代30代の「無理がきくカラダ」から、より繊細で、計画的な運用が必要な時期へと切り替わり始めています。
見えにくい「内側の変化」が、仕事の感覚を変えている
この時期に変わるのは、見た目や体重だけではありません。
実際に多くの人が影響を感じるのは、
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集中の持続時間
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判断のキレ
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メンタルの安定感
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疲れの抜け方
といった、仕事の質に直結する部分です。
以前なら一気に仕上げられた資料に、今はこまめな休憩が必要になる。
人の話を聞きながら判断していた場面で、 一呼吸おかないと考えがまとまらない。
そんな変化を感じることもあります。
これらは健康診断に表れるものでもなく、周囲から見えるものでもありません。
だからこそ、「頑張れなくなった」「衰えた」と誤解しやすいのが40代の難しさです。
同世代の同僚は忙しそうに働いている。
若いメンバーからは頼られる立場にいる。
その中で「前と同じようにいかない自分」。そんな葛藤を抱えている人も少なくありません。
「体のモードが変わっただけ」と捉える
ここでいちばん大切なのは、この変化を「自分の評価」や「能力の問題」にしないことです。
意志が弱くなった。
気合いが足りない。
年齢のせいだから仕方ない。
そうした言葉で片づけるのではなく、体の使い方が変わるタイミングに来ていると理解すること。
「体のモードが変わった」と捉えられれば、「今の自分に合った回し方を探す」という視点が生まれます。
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集中しやすい時間帯に、重要な仕事をまとめる。
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疲れが残りやすい週の後半には、あらかじめ余白をつくる。
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感情が揺れやすいときは、即断せず、一晩置いてから判断する。
それは妥協ではなく、40代の体をいちばん活かすための、合理的な選択です。
この変化を、味方につけるために
40代の体は、「がむしゃらに使う」段階から、
「どう整え、どう回すか」を問われる段階に入っています。
それは衰えではなく、より精密なマネジメントができる体へ移行しているということ。
まずは、「前と違う」という感覚を否定しないこと。
そこから、自分の体のリズムを読み取っていくこと。
どの時間帯がいちばん冴えているか。
どんな仕事のあとに疲れが残りやすいか。
何があると気持ちが揺れやすいか。
そうした小さな観察が、
これから10年、20年働き続けるための土台になります。
実際に、忙しい40代の女性たちの間で
デスクワークの合間や出張の移動中、大切な会議の前に、
“自分の内側をひと息ととのえる時間”を持つ人が増えています。
「わたしの酵活」も、
そうした日常のすき間で、自分の状態を感じ直すための小さな習慣として選ばれています。

がんばり続けるためではなく、“自分のペースで走り続けるため”に。
40代の体と仕事。
その両方を味方につける選択肢のひとつとして。