【Day1】10月18日は世界メノポーズデー|更年期を知り、向き合う日

 


 

毎年10月18日は「世界メノポーズデー(World Menopause Day)」。


世界中で、更年期やホルモンの変化に関する正しい知識を広め、女性が自分の体と前向きに向き合うための日です。年齢を重ねること、変化していくことは、決して“衰え”ではなく “これからの自分”と出会う準備期間。

今日からはじまる「メノポーズ週間」にあわせて、更年期を知り、前向きに過ごすヒントを7日間お届けします。

Day1の今日は、世界メノポーズデーが生まれた背景と、更年期についての基礎知識をご紹介します。


 “なんとなく不調”を、がまんしていませんか?

「最近、少し疲れやすくなった」「眠れない日が増えた」「肌が乾く」「やる気が出ない...」そんな小さな違和感を「年のせいかな」と流してしまうこと、ありませんか?

仕事も家庭も忙しく、自分のことは後まわしになりがちな40代・50代。
心や体の変化は“気のせい”ではなく、女性ホルモンのゆらぎによって誰にでも訪れる、自然なライフステージの一部です。



世界メノポーズデーとは?


起源と国際的な取り組み

毎年10月18日は「世界メノポーズデー(World Menopause Day)」です。1999年に開催された第9回国際閉経学会において、21世紀の高齢化社会の到来を受け、国際閉経学会(IMS)と世界保健機関(WHO)が中心となって制定されました。

目的は、更年期や閉経に関する正しい知識を広め、女性が心地よく過ごせる社会をつくること。毎年この日を中心に、世界各地でセミナーや啓発イベントが行われています。

“Menopause”とは、英語で「閉経」を意味します。
けれどそれは「終わり」ではなく「自分の体と新しく向き合う始まり」。年齢を重ねることを悲しむのではなく、次の自分を育てる時期としてとらえる文化が、今、世界中で広がりつつあります。



日本の「メノポーズ週間」と変わりゆく意識

日本では、一般社団法人日本女性医学学会が中心となり、10月18日から24日を「メノポーズ週間」と定めています。全国の医療機関や自治体、企業で啓発イベントが行われ、"更年期を正しく知ること"が少しずつ当たり前になってきました。

かつて日本では、更年期は"人に話しにくいこと"でした。体の変化や気持ちの揺らぎを語る場がほとんどありませんでした。

けれど今は、「知って、話して、整える」時代へ。
フェムテックの広がりとともに、更年期は"恥ずかしいこと"ではなく、"自分を見つめ直す転機"として語られ始めています。

海外では「Menopause Party(メノポーズパーティ)」で祝う国もあれば、リトリートや温泉療法で心と体を休める地域もあります。日本でも、食や発酵、自然の力を取り入れながら"自分を整える文化"が少しずつ根づき始めています。


更年期とは?知っておきたい基礎知識

閉経と更年期の関係

閉経とは、卵巣の働きが低下し、月経が完全に止まった状態を指します。
医学的には「最後の月経から12か月以上が経過した状態」と定義されています。

日本人女性の平均閉経年齢は約50.5歳

多くの女性が45〜55歳頃に閉経を迎えますが、その少し前の30代後半〜40代半ば頃から、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌がゆるやかに変化し始め、月経周期や体調のリズムにゆらぎを感じる人も増えていきます。

こうした変化を経て迎える、閉経の前後5年ずつ(合計約10年間)を更年期と呼びます。


更年期に現れる主な症状

女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少により、からだやこころにさまざまなサインが現れます。

  • 顔のほてり・発汗(ホットフラッシュ)

  • 肩こり、腰痛、関節のこわばり

  • 疲労感、冷え、眠りの浅さ

  • イライラ、不安感、気分の落ち込み

  • 集中力の低下、記憶力の変化

これらは誰にでも起こりうる自然な生理的変化です。症状の出方や強さは人それぞれ。
「誰かと比べない」「がまんしない」ことが大切です。



日本人女性の現状と社会的課題

厚生労働省の調査によると、40〜50代女性の約8割が何らかの不調を感じています。
しかし、そのうち8割以上が医療機関を受診していないという結果も。
「病気ではないから」「忙しくて時間がない」——そんな声が多く聞かれます。

一方で、働く女性の4人に1人が更年期世代にあたり、仕事への影響を感じる人も少なくありません。更年期症状による休職や離職につながるケースも少なくなく、経済損失は約1.9兆円とも推計されています。

だからこそ今、「知ること」「話すこと」「ケアを続けること」が、個人の健康だけでなく、社会の持続性にもつながっていくのです。



 

「わたしの酵活」が大切にしていること

ゆらぐ日々もどうぞご機嫌に。

『わたしの酵活』は、"ゆらぐ日々もどうぞご機嫌に"という想いから生まれた、女性のリズムに寄り添う無添加発酵インナーケアです。

お通じの乱れ、肌の乾燥、気分の揺らぎ、不快感……
「これって、私だけ?」という小さな声が、開発のはじまりです。

年齢を重ねること、ホルモンリズムが変わることは “失うこと” ではなく、“新しい自分と出会う時間”

変化に戸惑う時期でも、自分らしく笑って暮らしていきたい。そんな願いを込めています。



エシカル・ウェルネスという提案

「わたしの酵活」には、福岡県産の希少いちじく「博多とよみつひめ」をはじめ、地域の恵みを活かした素材を厳選。規格外となった果実も丁寧に活用し、自然素材の循環を大切にしています。

これら地域の恵みをじっくり発酵させ、“おいしく続けられるセルフケア” という形で届けています。

女性の体をいたわることが、地域にも、地球にもやさしい未来につながる。そんなエシカル・ウェルネスの実践を目指しています。



まとめ:更年期は“終わり”ではなく、“新しい始まり”

更年期は、誰もが通る人生の自然なプロセス。
それは、これまでの自分にひと息つき、これからの生き方を見直す機会でもあります。

適切な知識や医療のサポート、そして日々のセルフケアで、この時期を健康的に、そして前向きに過ごせますように。

世界メノポーズデーをきっかけに、「からだの変化を知る」「話してみる」「少し整える」
—— そんな小さな一歩で、あなたらしいリズムを見つけてみませんか?

 

Hello Inner Care!