博多とよみつひめとは?福岡生まれのいちじくの旬と特徴

 

夏の終わりから秋にかけて、福岡の青果店に並ぶいちじく。
その中に「博多とよみつひめ」という名前を見かけることがあります。

蜜を思わせる甘い名前のとおり、強い甘味と豊かな果汁、なめらかな食感が特徴のいちじくです。

「わたしの酵活」に博多とよみつひめを使用しているのは、女性に親しまれてきた果実だから、という理由だけではありません。

福岡で生まれたフェムケアブランドとして、地元の素材を使いたかったこと。そして、地元企業とのご縁があったこと。

この記事では、博多とよみつひめの生まれた場所や旬、味わいとともに、「わたしの酵活」がこの果実を選んだ背景をご紹介します。


博多とよみつひめとは?

博多とよみつひめは、福岡県の農林業総合試験場が開発した、福岡県オリジナルのいちじくです。

品種登録上の名称は「とよみつひめ」。2006年8月に品種登録され、2026年に20周年を迎えました。

「博多とよみつひめ」は、福岡県産のブランドいちじくとして出荷・紹介される際に使われている名称です。

福岡県内では、とよみつひめのほかに「蓬莱柿」や「桝井ドーフィン」なども栽培されています。それぞれに異なる味わいがありますが、とよみつひめは、甘さの強さと果汁の豊かさ、なめらかな舌触りで知られています。

品種登録20周年を迎えた2026年8月には、JAL国内線ファーストクラスの一部路線で、朝食メニューにも提供されました。


「とよ」と「みつ」に込められた名前の由来

「とよみつひめ」という名前には、生まれた場所と味わいの特徴が表れています。

「とよ」は、品種が育成された福岡県農林業総合試験場豊前分場の「豊」から。「みつ」は、蜜のような甘さから名付けられました。

果実を切ると現れるのは、鮮やかなルビー色の果肉。その周りを、厚みのある白い果肉が包んでいます。

かわいらしい名前だけでなく、どこで生まれ、どのような味を目指して育てられたのかまで伝わってくるような名称です。


博多とよみつひめの旬はいつ?

JA全農ふくれんによると、博多とよみつひめは6月から11月頃まで販売され、8月中下旬から9月頃に多く出回ります。

ハウス栽培と露地栽培によって比較的長く楽しめますが、店頭で見かける機会が増えるのは、夏の終わりから初秋にかけて。福岡では、季節の移り変わりを感じさせてくれる果実のひとつです。

いちじくは傷みやすいため、購入後は冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに味わいます。


強い甘味と、なめらかな食感

博多とよみつひめの魅力は、蜜のような甘さだけではありません。

果汁が豊かで、果肉はとろりとなめらか。いちじく特有の種の粒感と、やわらかな果肉の組み合わせを楽しめます。

皮が薄いため、生の果実は皮ごと食べることもできます。赤紫色に色づき、果皮に張りのあるものが選ぶときの目安です。

同じ品種でも、収穫時期や育った環境によって、甘さや食感には少しずつ違いがあります。旬の時期に出会う果実だからこそ、その年、その土地の味わいがあります。

一般的ないちじくの栄養や食べ方については、「いちじくの女性に嬉しい効能とは?女性ホルモンとインナーケア→」で詳しく紹介しています。



おいしくても、青果として届かない果実がある

いちじくは、収穫後も傷みやすい繊細な果実です。

博多とよみつひめは、食べ頃を見極めて収穫することが難しく、サイズが小さい、表面に傷があるといった理由で、青果の流通規格から外れるものもあります。

「わたしの酵活」の開発にあたり、関係者へ直接取材したところ、2024年当時、約30%が規格外となり、青果として流通していないと伺いました。

さらに、八女地区で博多とよみつひめを育てる生産者は19名、平均年齢は69.5歳。栽培の難しさに加え、生産者の高齢化や後継者不足も課題となっていました。

規格外になる理由は、味だけではありません。
大きさや外観など、青果として販売するための基準から外れ、青果としては流通しにくい実があります。


福岡のブランドだから、福岡の素材を

「わたしの酵活」は、福岡で生まれたフェムケアブランドです。

商品をつくるなら、ブランドが生まれる土地とつながる素材を使いたい。その思いから、福岡県産の素材を探していました。

そこで出会ったのが、博多とよみつひめです。

地元企業の協力により、サイズが小さいものや傷のある規格外の果実を、果肉パウダーへ加工して使用できることになりました。

規格外品を使うことだけを目的に選んだわけではありません。福岡で育てられたこと。果実としての味わいがあること。そして、生産地や地域の課題と向き合いながら、別の形で届けられること。

いくつもの理由とご縁が重なり、「わたしの酵活」の素材のひとつになりました。


発酵素材に、博多とよみつひめを重ねる

「わたしの酵活」では、野菜・果物・野草など75種の植物素材を、それぞれ旬の時期に仕込み、3年以上かけて発酵・熟成。その発酵ベースに、博多とよみつひめの果肉パウダー、ザクロ、乳酸菌「ラクトバチルス・クリスパタス菌」を組み合わせ、甘酸っぱいペーストに仕上げました。

1回分ずつの個包装で、水やスプーンを用意せず、そのまま食べられます。

福岡の土地で育った果実を、旬の時期だけでなく、毎日の食生活の中へ。博多とよみつひめとの出会いは、「食べるフェムケア」という形にもつながっています。

「わたしの酵活」を見る

 

いちじくが歩んできた歴史も知る

博多とよみつひめが誕生したのは2000年代ですが、いちじくそのものは、古くから世界各地で親しまれてきた果実です。

いちじくの歴史や、女性と結びつけて語られてきた背景については、「いちじくと女性のからだ|古代から受け継がれてきた果実の話→」でご紹介しています。



❓よくある質問

博多とよみつひめは、どのようないちじくですか?

福岡県の農林業総合試験場が開発したオリジナル品種です。強い甘味と豊かな果汁、なめらかな食感が特徴です。


とよみつひめと博多とよみつひめは違う品種ですか?

別の品種ではありません。品種登録上の名称は「とよみつひめ」で、「博多とよみつひめ」は福岡県産のブランドいちじくとして出荷・紹介される際に使われている名称です。


博多とよみつひめの旬はいつですか?

6月から11月頃まで販売され、8月中下旬から9月頃に多く出回ります。栽培方法や天候によって時期が前後することがあります。


「わたしの酵活」には、どのような形で使われていますか?

青果として流通しない規格外の博多とよみつひめを、果肉パウダーに加工して使用しています。75種の植物素材を発酵・熟成したベースに、ザクロや乳酸菌とともに組み合わせています。


まとめ|ひとつの果実から、福岡とのつながりを知る

博多とよみつひめは、福岡県で開発された、甘味と果汁の豊かさが特徴のいちじくです。

旬の果実として味わうだけでなく、その背景に目を向けると、栽培の難しさや規格外品、生産を担う人々のことも見えてきます。

福岡で生まれたブランドとして、地元の素材を使いたかったこと。地元企業とのご縁によって、流通しにくい果実を別の形で届けられたこと。

「わたしの酵活」にとって博多とよみつひめは、配合素材のひとつであると同時に、ブランドと福岡をつなぐ果実でもあります。



参考情報

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